このコンコルド 英仏の威信をかけて20機製造されたのですが、
現在は1機も飛んでいません。(約10年前にすべて退役)
全廃の理由の一つが衝撃波です。
物体(飛行機)が 音速を超える時
ものすごい衝撃波(騒音)を発生するのです。
コンコルドの衝撃波 (音が出ます) と おまけのトムキャット
技術的には もっと速い旅客機が出来るのに
未だに実用化されてないのは騒音問題のせいなのでした。
(でも、超かっけ~)
この衝撃波が周囲に及ぼす影響は計り知れなくて、
ロシアの隕石落下事件では
隕石が起こす衝撃波のせいで、建物は吹っ飛びガラスは砕け散り、
千数百人の負傷者が出たのは記憶に新しいところです。
飛行機でなくても 物体が音速を超えると衝撃波が発生します。
身近なところでは ムチの音でしょうか?
(インディ・ジョーンズの持ってるような 長い鞭です)
空中で鳴らすムチのパチンパチンという音は
ムチの一部が触れ合う音ではなく、
ムチ先端が音速を超えたときに生じる衝撃波です。
さて・・・我らがサイボーグ戦士。
「009の加速装置に生身は耐えられない」どころではありません。
加速装置を使うごとにガラスは砕け散り、周囲の人の鼓膜は破け
阿鼻叫喚のるつぼとなるでしょう。
が、
本来なら被害甚大となるところを、彼らは
初速0からいきなりマッハに転じ、
おまけに衝撃波を一切出していません。
これはすごい技術です。
衝撃波発生は物体の形に大きく影響されます。
東北大学では考えに考え抜いて 下図のような機体をデザインしました。
何と複葉機。 騒音と燃費を抑えられるそうです。
もしくはJAXA開発のこんなデザイン
とがっているけど、わずかにしなりのあるボディが
衝撃波の発生を抑えるのだそうです。
このしなやかな鋭角、何かを連想されませんか?
そう、50年も前に ブラックゴーストは衝撃波を
完全に克服する形状を開発していたのです。
この画期的技術を、なぜ強化人間に転用するのか?
それは頭のいい人たちの考えることなので
凡人しろくまにはわかりませんが、
この技術さえあれば、東京ーNY間は
超音速旅客機で2時間で結ばれることに
なります。
JAXAもNASAも まさか低衝撃波形状の極みが
人型などと気づいてない様子で、
相変わらず不思議な形の飛行機型飛行機を開発しております。
一日も早く学会で低衝撃波人型飛行形状が認められて、
地球にやさしい人型超高速旅客機が空を駆ける日を夢見てなりません。
しろくま
おまけの妄想